DAY 14
The Rose Harbour Kitchen
肌触りの良いソファに、絨毯。
手作りのボイラーに、暖かいシャワー。
綺麗に敷かれたシーツ、スプリングベッド。
ゴロンと転がり、大きく伸びをした。
流木を製材して作られた家。
巨大な流木が柱となっている。
みんな惚け顔になっていた。
昨日までとの生活が、一気に変わり
永遠とベッドに沈みそうだった。
夢うつつのままで、フランシスに食事に呼ばれる。
Rose Harbor・Whaling Company
鯨の油を取るためのボイラー。
ウィンチの残骸。
統合捕鯨公社の銘板。海岸に転がる鯨の骨。
1911 年から 1941 年まで、ローズハーバーは捕鯨基地の本拠地であった。太平洋捕鯨会社はハイダグワイに 2 つの基地を建設し、その一つがクンギット島の最南端にあるローズハーバーだ。夏の間は、石炭を燃料とする蒸気動力の鋼鉄船で島の西海岸沖に出航し、クジラを捕獲していた。ローズ ハーバーでは5,000 頭が捕獲された。貴重な油は、ランプ油、ろうそく、機械潤滑油、化粧品、爆薬、接着剤、インスリン、マーガリン、石鹸などに使用された。
そして多くの日本人も働いていた。最終的に基地は第二次世界大戦の影響で労働力の50パーセントを占める日系人(日本人、中国人を含む)が強制収容されたため、海上での作業は不可能になり、石油産業の台頭によりクジラ製品の需要は減少した。1941 年に閉鎖を余儀なくされる。1943 年に解体された。
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