西伊豆コースタル
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DAY 10

SG̱ang Gwaay ・ Ninstints ・ Anthony Island

ここはハイダ族の村の中でも最南端の一つ。群島最南端の大きな島であるクンギット島の西に位置している。最も隔離され、太平洋の波にさらされている孤島だ。だが村は島の東側の保護された湾に位置していた。自然の岩礁によって波から保護されているのだ。

名前はSG̱ang Gwaay。「嘆きの島」という意味で、潮の満ち引き​​で島の岩の穴から空気が押し出されるときに発生する音に由来している。この音は女性の悲鳴に似ていると考えられていた。 ライエル島の南に領土を持ち、スカングワイを主な村とした最南端のハイダ族はクンギットハイダとして知られている。かなり好戦的な種族で、あらゆる方向に遠征隊を送っていた。


『ニンスティンツ(SG̱ang Gwaay)は、クイーンシャーロット諸島南部で最も古い記録のあるハイダ族の町です。初期のラッコ貿易の航海日誌には、この村とその住民に関する多くの詳細が記されています。ジョージ・ディクソン船長は、1787 年 7 月 24 日の日記で、アンソニー島のクンギットハイダ族について触れています。そのとき、11 隻のカヌーが船と交易にやって来ました。そのころには、彼らはヨーロッパ人との交易にすでに慣れていたようで、恐れることなく、交易のために毛皮を持ってきていました。


ロバート・ハスウェルは、ロバート・グレイ船長が指揮するレディ・ワシントン号の航海日誌で、1789年6月号で「コヤ酋長がすぐに活発な貿易を開始し、すべての臣民を物々交換した」と報告している。』

(文献: Chiefs of the sea and sky・George F. MacDonald)



彼らは歌いながら継ぐ。そして魂は聖霊と共にある。

空に突き上がるトーテムポール。シャチの背鰭だ。

海に消えていった仲間のために作られたもの。

トーテムポールの彫刻には、それぞれの家族や部族の伝説が刻まれており、過去から未来へのつながりを象徴している。今を生きるハイダの人々は、村の遺跡以上のものとみなしている。

なぜなら、ここには多くの先祖とその霊の遺骨が眠っているから。

集落を歩く際は、眠る彼らと一緒に歩いていることを忘れてはいけない。


「世界の果ての島」と呼ばれるここは、世界の果てから光を放っている。

トーテムポールはまだ消えてはいない。消えゆくことも彼らはいとわない。

すべてを自然に返し、森が押し寄せ、そしてワタリガラスが世界を巡る。

人はまだ森と海と、繋がり直せるのだろうか。

DAY 11へ続く

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